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でんしゃのひと萌えブログ。 遅延も萌えれば人生三倍楽しいぜ! (毎朝デフォで数分遅れる子に乗ってますのでね…)
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【臨時列車】池袋迷宮練馬発
ほんとはちゃんとサイト更新してUPしたいのですが、タグいじるのがめんどくさいのでこっちに投下。
(相川さんはテキストでタグ打ちの人ですよイマドキ)

葵さんちのブログでスバラ式アホSS(褒め言葉)がUPされてたので、祭りだ~、とばかりに便乗してみる。
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損・損!ってな!

てゆことで。


☆ あてんしょん ☆

このお話は紙端国体劇場様の二次創作です。
さらにMID_Railload様の『New_Look』シリーズを踏まえて?書かれております。
そちらを未読でもまぁそれなりにお楽しみいただけるかとは思いますが、とりあえず2A設定満載です、とだけ言っておきます(笑)。
内容についての責任はSelfishStation相川ひろなにあります。
お問い合わせ・物言いは相川までお願いします。

てゆかホントにアッホーなんで、あの、笑って許してやってください、ね……?

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【臨時運行アホSS】池袋迷宮練馬発


 有楽町は夢を見ていた。
 いや正確には夢であるという認識をしながら見ているわけではないのだが、現実ではありえないだろうと思う出来事なので、これは夢に違いない、と消去法的選択でその結論に至ったのだ。結論と言うより希望に近い。
 で、そのありえない事態は、何度瞬きしても消えることなく、有楽町の目の前にいる。とてもリアルな存在感をもって。
「……ええと……、池袋……?」
「なんだ」
 恐る恐る声をかけると、あっさり返事が返る。普段の池袋と変わらぬ素っ気なさに、どこか安堵した自分を有楽町は感じた。
「えと、……何やってんの……?」
「何、とは?」
 そこでそう聞き返されるととっても困る。それを聞いているのに。それとも行動ではなくその持っているモノの方から切り込んだ方がいいのだろうか。なんとなくデジャヴを感じさせるその黄緑の。
「何、っていうか、それ……」
 池袋の胸元を指さすと、池袋は視線を動かしもせずに答えた。
「みんきゅるがどうした?」
「……!!?」
 今みんきゅるって言った! フツーに言った!
 有楽町の頭の中は結構なパニック状態なのだが、聞こえた自分の声は、意外と冷静そうだ。
「う……うん、そうなんだけど……何でお前が持って…っていうか、その持ち方っていうか抱き方っていうかは……」
 そう。池袋は都バスマスコットのみんきゅるを胸に抱いていた。
 それだけなら、今日……いやもう昨日だろうか、そんな姿を現実に目撃してしまったので、まだいいのだが。いやあんまり良くないかもしれないが。
 問題は、今目の前にいる池袋の、みんきゅるの抱き方だ。
 セレブなマザーの間で流行しているとかいないとか、テレビのニュースで見た記憶があるバッグ。赤ちゃんをコレに入れてたすき掛けに肩にかければ、抱っこのように手がふさがらず、移動も便利ならしい。
 そう、つまり、池袋はみんきゅるを赤ちゃんを抱っこするかのように扱っているのだ。
「私が私の子供を抱いて何が悪い」
 わけがわからない、とでも言いたげに告げられた台詞に、今度こそ有楽町は驚きでぶっとんだ。
「はぁっ!?」
「……なんだ貴様、さっきから」
「や、だって、つかええとどこから突っ込めばいいんだ!?」
「なぜ突っ込む必要がある?」
 心の声だだ漏れの有楽町に、池袋は相変わらずの反応だ。
「なぜも何も! なんでみんきゅるがお前の子なんだよ! ていうか相手誰だよ!」
 オレというものがありながら…と嘆き伏した有楽町を、池袋は呆れかえった顔で見下ろした。
「貴様…さっきから何を言っているんだ、寝ぼけているのか、頭でも打ったか? 他に誰がいるというんだ」
「はへ……?」
「貴様に決まっているだろう」
「――!!?」
 驚きすぎて声も出ない、という状況を、有楽町は初めて経験した。
 真っ白になった頭が、少しして活動を再開し、怒濤の疑問というかツッコミというかを脳内でがなりたてる。
 ――や、だってみんきゅるだぞ? 都バスだぞ!? なんでメトロと西武の子が都バスなんだ。っていうか池袋男だし子供産めないし! いや、そもそも子作りとかした覚えがないんですが!?
 忘れてしまっているなら悲しすぎる。
 だってせっかくの、念願の、池袋との……!
「……まさか。覚えていないのか…? 人にあんなことをさせておいて」
 ――『させた』って! 『した』んならまだしも『させた』って何させたんだオレ…!!
 絶望に染まった有楽町の顔を見てすべてを悟り、池袋はみんきゅるを抱き上げるとおもむろに話しかけた。
「見たかみんきゅる、お前の父はひどい男だぞ。母は悲しい……」
 なんだそのわざとらしい芝居は! 『母』とか絶対言わないだろうお前、てかキャラ違うだろ!
 ……と、言いたくても立場が悪すぎるのは明らかだ。
 だいたいどうして子供がみんきゅるなのか。どうせなら西武有楽町みたいなかわいい子なら、それこそ目に入れても痛くないくらいに溺愛する自信があるのに!
 もはやツッコミドコロが著しく間違っていることにさえ気づけない有楽町をよそに、池袋に抱かれたみんきゅるは、「きゅぅ~ん」とどこか機械的な音を立てて鳴いた。
「ん、どうしたみんきゅる」
 むずかる赤子よろしくモゾモゾうごめくみんきゅるに、池袋が腕を緩める。と、みんきゅるはどう考えても飛べると思えないサイズの羽を羽ばたかせて宙に浮き、有楽町の目の前で割合的に大きめの足をくいくいと動かした。
 嫌な予感を覚えたものの時すでに遅し。
 キラーン☆と瞳を輝かせたみんきゅるが、高速で有楽町の顔に突っ込み、ようは足蹴を食らわせて、有楽町は見本のように美しい軌跡を描いて真後ろにぶっ倒れ昏倒したのだった。

☆ おしまい ☆

(もちろん夢オチですよええ)


――そんなかわいそうな不憫の話(笑)。
実は先日のシティの時には既にできていたのですがUPを忘れていた(さすが不憫)。
葵さんちのみんきゅる池袋(ええ!?)はちょっと良い話的シーンもあるのに、こっちは全編突っ込みどころしかありません。でも突っ込まれても困ります、わたくしタチなので(オオマジ<やめろ)。
ところで葵さんから夢オチだけで終わらせるな、目覚めてからの続きを書けとか言われましたが、どうやっても現実でそれはありえないだろう、ていうかありえないでいてください頼みますマジで、とか思うので、こんなこと↓に。


★ 蛇足 ★

「――おい」
 怒ったような呆れたような、ほんの少し心配をしているような、そんな響きの声には聞き覚えがある。
「――おい、こんなところで寝ていると風邪を引くぞ」
「ん……。え、あれ…池袋……?」
「やっと起きたか」
 長い前髪が触れそうな至近距離でこちらをのぞき込んでいた顔は、開かれる目と比例して遠ざかっていく。
 それを残念に思いながら見送っていた有楽町は、ふいに池袋の肩口にちらついた赤い触覚に目を見張った。まさか、と思うと同時に、黄緑色の悪夢が顔を覗かせる。
「……っ! い、池袋、それ……っ」
「? みんきゅるがどうかしたか?」
 またみんきゅるって言った……!
 血の気が引く音を聞きながら、今度はおんぶか、おんぶなのかそれは!?と心の中でだけ突っ込んで、有楽町はまた気を失ったのだった。

★ えんどれす・えんど? ★

うーん、あんまおもしろくない(をい)。てゆかもともとコメディタッチは苦手なのですよ、とか言い訳を。
てゆーか2Aの特色って、みんきゅる……?

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