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でんしゃのひと萌えブログ。 遅延も萌えれば人生三倍楽しいぜ! (毎朝デフォで数分遅れる子に乗ってますのでね…)
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【学園ヘヴン+α】臣BD2010
臣たんはぴば! …1日遅れだけど(^_^;)。
いや、くたばってる間にさらに時は流れたけれども(^_^;)。

てことで、9/7は七条臣クンの誕生日でしたー。
臣たんはぴば!


ってなことで。
丹羽七コバナシ、いっくよー!
やっぱり未来編(笑)。

……あ。
哲ちゃんの職業は刑事さんですよ。
なんだかんだで親父と同じ道を行く哲ちゃん萌ゆる(笑)。
臣たんは郁ちゃんが興した会社の何でも屋です。経理からシステム構築からお茶汲みから(笑)、そらもう何でも。

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* * * * *


Waiting for You


 10時過ぎに鳴った携帯電話は、嫌な予感を臣に伝えた。
 そして、そういった予感とは必ず当たるものなのだ。
 液晶画面は、恋人の名前を表示している。
 耳元へ運びながら通話ボタンを押すと、飛び込んできたのは聞き慣れた声が紡ぐ謝罪の言葉だった。
『臣、悪いっ!』
「……お仕事ですから、仕方ありません」
『んだよ、言い訳もさせてくれねぇのかよ』
 拗ねた口調に思わず笑みが浮かんだが、口調だけは素っ気なさを保つことにする。本来、拗ねるべきはこちらの方なのだ。
「言い訳をしている間にお仕事を済ませてしまってください」
『くそっ、とっととやっつけてそっち行くから待ってろよ! 郁ちゃんとか啓太んトコなんか行くんじゃねぇぞ!』
「行きませんよ。……それより、来られるんですか…?」
 今事件発生の一報が入ったのなら、しばらくは掛かり切りになるのではないだろうか。すぐに犯人を捕まえられても、それでおしまい、というわけにはいかないだろう。
「すぐにやっつけて行くっつってんだろ」
「やっつけるって……」
 哲也の場合、本当に犯人をやっつけかねない。
 電話の向こう、知らない男の声が丹羽、と呼ぶのが遠く聞こえた。
「悪い、もう行かねぇと」
「はい。あまり無理しないでくださいね」
 期待しないで待ってます、とでも言ってやろうかと思ったはずなのに、口から出たのは決まり文句のような労りの言葉だけだった。
「おう。12時は無理かもしんねぇけど必ず行くから! ちゃんと待ってろよ!」
 臣の心を見透かしたかのように告げて、哲也は電話を切った。
 それだけ急いでいるのだろう、そんな中、電話をかけてきてくれただけでも嬉しく思う一方、やはり取り残されたような寂しさを感じる自分がいる。
「勝手ですね……」
 ため息をついて携帯電話を置き、パソコン画面に目を向けた。
 指を滑らせしばらくキーを叩いていたが、少しして手を止め、またため息をつく。
 どうにも落ち着かない。
 期待する自分と、期待は必ず裏切られるものと決めつける自分と、相反する感情が胸の内でざわめいている。
「哲也さん……」
 小さく呟くと、応えるように携帯電話が鳴ってメールの着信を伝えた。
 慌てて飛びつき表示を確かめもせず画面を開く。
 と、臣は大きく目を見開いた。
 それは、思ってもみなかった人物からのメール。
『ちょっと早いが誕生日おめでとう。
うちの馬鹿息子に仕事が入ったと聞いてな、代わりじゃないが、連絡してみた。
あいつは馬鹿だが約束は必ず守る男だぜ。
だからお前さんは、待ちくたびれたからその分甘えさせろと、駄々をこねる練習でもして待ってればいい』
「……おやおや」
 さすがは哲也の父親だ、とでも言うべきか。
「竜也さん、日本に戻っていらしてるんですね」
 哲也の状況を知っているということは。
 久しぶりに声を聞きたい気もしたが、彼もまた仕事中かもしれないと躊躇した。
 と、また震えた携帯電話に、驚いて取り落としそうになる。
 今度のメールは、哲也からだった。
『さっきは悪い。慌ただしくて。でも必ず行くから、待ってろよ!』
「おや、信用ないですね。……ちゃんと、信じていますよ」
 哲也のことは、信じている。
 信じられないのは自分のことだ。悪いのは、自分に幸いが訪れると信じられない自分なのだ。
 こればかりは、哲也が幾度言い聞かせてくれても、無条件にそうだとは思えそうにない。
 ただ。哲也が叶えてくれるというのなら。
「今年の誕生日を恋人と過ごす幸福は、信じられますよ」
 だから、竜也の言うとおり、走ってやってくるだろう哲也を労う言葉もそこそこに、「遅いですよ哲也さん、待ちくたびれちゃいました」なんて言って抱きついてみようか、それとも……?
 そんなシミュレーションをしながら、臣は胸の内があたたかくなるのを感じていた。


* * * * *


あい。
てなわけで臣誕な丹羽七。
……そんなシミュレーションはするだけ無駄だ、と思います(笑)。
れっつ玄関先なだれ込みプレイ!(プレイ言うな)
つーかいい加減二人並んでいちゃこらしてる丹羽七を書こうヨ私。せっかくの丹羽七なんだから。
つかこいつら一緒にいるとほぼもれなくエロなだれ込みになるからな……(笑)。


へこたれてるときとか、無性に哲ちゃんに会いたくなります。
ランディ様(@アンジェリーク)と同じくらい、…もしかするとそれ以上に、哲ちゃんは私の心の中の【おひさま】なのかもしれない。
……ランディより哲ちゃんのが現実的に力になってくれそうだからかな(笑)。

てつどーさんの中では、いちばんの【おひさま】は、高崎だと思ってます。現実的な解決能力はランディより低そうですが(笑)。
なんていうの、このひとが『だいじょうぶ』というなら、だいじょうぶだとしんじられる、みたいな。
世界中何もかも、自分のことだって信じられないけど、このひとのことだけなら、っていう。
だからうさぎもときも高崎が愛おしくて憎たらしくて、大事で大好きでたまらないんだ。

山手の【おひさま】はもちろん京浜、京浜の【おひさま】は…遠くにいます。山手は小さなろうそくの灯。そっと抱きしめて、風が当たらないようにしないと消えちゃうと思ってる。そんなこと、ないはずなのに。
山手は風の避け方を知っているから、いちばんたいせつなものは風が当たらないところに隠してあるから、だいじょうぶ、なんだと思う。ほんとは京浜を守りたいんだと思う。あのひとはすべてをかなぐり捨てて走るから。人に『求められるままに』走るから。新橋にだって止まるのやめちゃうくらいに(…)。
そんなこと考えてると、職場で昼休みだってのに泣きそうになるんだぜ馬鹿だな私。早く飯食えってことだなうん。

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