上越はぴば第二弾、じゃないけど(今更にもほどがある)、リクエストいただいたので陽上など。
互いに慰め合う上越と山陽、って書くとやらしっぽいけどそんなことはない。
ていうかえろすどこいった。

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冷たいその手は優しい手
山陽×上越
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参加できなかった朝会の資料の文面を追いながら、山陽は己の運行には全く関わりのないその事柄に、けれど眉が寄るのを自覚していた。
眉間に皺寄せ資料を睨んでいても、カッコイイだのと言ってもてはやしてくれる女の子も部下達もいない。そして同僚も。
資料を読み進めつつ、当事者である同僚に思いを馳せているうちに、山陽はことのほか夢中になっていて、ドアが開いた微かな音に気づかなかった。
背後から忍び寄る人影にも。
「さ~ん~よっ♪」
声と同時に肩に触れた温もり、重み。そして――
「っっっ……ぎゃーっ! つめっ、冷てっ!?」
文字通り震え上がり飛び上がった山陽に、子供じみた悪戯を仕掛けた犯人は、やけに無邪気な笑みを浮かべた。
「あっははっ! すっごい声……っ」
「じょ、…ぉえつ、お前な……」
「なぁに?」
小首を傾げてみせる様は大変愛らしいが、誤魔化されてはいけない。
「こら。――どうした、ん? 山陽お兄さんに話してみ?」
腕を引いて抱き寄せて、額の触れる近さで問いかけると、笑顔の仮面がするりと落ちた。
見事としか言いようがない、と毎度思う。自分もそれなりにポーカーフェイスなるものやら処世術やらを身につけてはいると自負しているのだが(九州には勘違いと一刀両断された)、この麗人は、いったいどれほどの修羅場をまだ若い――稚いとさえ言える時分から経験してきたのか。
全てを理解できるだなんて思ってはいない。
けれど、彼の心を曇らせ凍らせる事柄をなくすことはできなくても、それによって冷えた彼の心を少しでも温めることができたなら……
身体ならいっくらでも熱くしてやれるのにな、と山陽は心の中だけで呟いた。
「何やらしいこと考えてんの?」
「えっ、――ちょ、お前そりゃないでしょ、相談でも愚痴でもどうぞって言ってる優しい先輩に向かって!」
「ええ、優しい先輩? やらしい先輩の間違いでしょ?」
「お前な……確かにやらしいこともしてますけどね、ちゃんと優しくもしてるでしょーが」
「自分で言っちゃうあたり山陽って残念だよねえ」
「残念とか言わないの!」
失礼なことばかり言う口を塞いでやりたいが、ここは仕事場であり、今は業務中である。
かわりに上越の冷たい手を捉え、再び額を合わせた。今度は少し強めに。
「いたっ!」
「痛くしたんだから当然です! こんな冷たい手ぇして、今日は何時間外にいたの、そんな薄着で」
「ナイショ」
「上越……」
さらりと答えた上越に語調を弱めて名を呼ぶと、上越は年下をあやすかのような表情をした。
「そんな顔しなくても大丈夫だよ。君にはとても、助けてもらってる」
頼りにしてるよ、と寄りかかられて、それでどうして自分の方こそが安堵を覚えるのか。
「――お前どうしてそんなに優しいの」
拗ねた口調になった自覚はあった。
案の定、上越は人の肩に寄りかかったまま唾を吹く勢いで爆笑した。
ひとしきり笑って、しゃくり上げるような震えの後に、目尻を拭いながら上越が顔を上げる。
「馬鹿だねえ。君こそ、自分が凹んでるときに僕なんかのことまで気にしなくていいのに」
「こら。なんか、とか言わないの。オレの大事な人なんだから」
「……馬鹿だねえ」
繰り返された言葉と優しく触れる指。
指を絡めて、ひそり、閨事を誘うかのように。
その冷たさに唆されるまま握り返して囁けば、冷えた頬が触れ、唇を掠め取られた。
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えろすリクエストいただいたのにどこいった←
そんなこんなで久々の陽上。
えろすぱーとが上手くいかなかったのでぶった切ったよ!本末転倒も良いところだ!
なのでブログのほうにうpっとく。けしてHTMLファイル作るのが面倒だったとかそんなことは……
後日えろすリベンジする所存。
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