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でんしゃのひと萌えブログ。
遅延も萌えれば人生三倍楽しいぜ!
(毎朝デフォで数分遅れる子に乗ってますのでね…)
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【臨】わがままをきかせて(羽白&信後的な何か)
書き初めの次に書き納めを投下するとはこれ如何にw 「ふっざけんな…!」 どんがらがっしゃん、と擬音の見本のような音を立てて事務椅子が床に転がった。正確には、椅子に乗ってる男ごと。 「ぃっ…てぇ……」 「バカアホマヌケ! スカタンチン!!」 男を突き飛ばした少年は、白い頬を怒りに紅潮させて喚くなり、身を返して部屋を飛び出してしまった。 「っちょ、てめ、待っ……っ! ――っくそ、あんのやろ…… 」 「ばかあほまぬけ……」 「スカタンチン! スカタンチンって!」 冷ややかに呟く同僚と、ひぃひぃ涙を浮かべて笑う同僚とを睨み付けて、男は立ち上がると少年を追って部屋を出た。 わがままをきかせて 予想通りの場所に少年はいた。 素直な性格と思考には感謝したいところだ。 すぐに仲直りせずとも拗れたりはしないだろうが、今回ばかりは早めに弁明と訂正をしたい。 「……悪かったな」 背後から声をかけ、振り向かない背中を抱き締める。金網にかかる指に力がこもったのがわかった。 「別に、謝ってほしいわけじゃない」 「でも怒ってるじゃないか」 「怒ってない。仕方ないってわかってる。でも文句くらい言わせろ」 突然の約束のキャンセル。悪いのはもちろん男の方だ。 「仕方ないからこそ、謝るくらいさせろよ。……楽しみに、しててくれたんだ?」 沈黙は肯定、だろう。 「ごめんな。今度埋め合わせする」 腕の中、まだ少し低い位置にある後頭部に額を押し付ければ、こくり、少年が頷いたのがわかった。 とりあえずは許してもらえたらしいと安堵する。 では、本題はこれからだ。 「けどなお前、スカタンチンはやめろ」 「……?」 「確かに俺はバカでアホで間抜けだろうよ。けどおたんちんは撤回してもらうぞ」 「おたんちん……?」 「なんだお前、知らないで使ってたのかよ。オタンチンってのは、タンショーのチン……」 「わあぁああ……!」 突然少年が声を上げる。顔が真っ赤だ。意味を理解したらしい。 「オタンチンじゃないって、知ってるだろ?」 身をもって。 わざと耳元で告げてやれば、首を竦められる。逃げられないよう抱き締める腕に力を込めると頭を振ってもがかれた。 「バカアホスケベ! エッチ! 変態! ……っも、離せっ……!」 「だーめ」 今度の罵倒は反論の余地がない。 だが、最後のお願いは聞いてやるわけにはいかないのだ。 ぐ、と身体を押し付ければ、気づいた少年の動きが止まり、首すじが色づく。 金網に縫い止めての行為は羞恥と興奮と快楽とを煽り、焦らしてねだらせた言葉は男の下腹を重く満たした。 * * *
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